
これから社会人になる方や大学に入学する方の中には、初めて制服のない生活をする方も多いと思います。制服から解放されるタイミングで、自分にはどんな服装が似合うかな?自分はどんなブランドが好きなんだろう?とお悩みの方のために、この記事ではメンズブランドの種類と、その種類を代表するメンズブランドをご紹介します。
メンズブランドをファッションジャンルで大きく分けると6種類
メンズブランドの分け方にはいろ色あります。価格帯で分ければ、ユニクロやGUに代表されるファストファッション系や高価格品のハイブランドがあります。今回ご紹介するのはファッションジャンル別の分類です。ファンションジャンルを定義づける基準は明確に決まっているわけではありませんが多くのブランドはブランド独自の傾向を持っています。
メンズブランドをファッション傾向別に大きく分類すると6種類のジャンルがあります。
アメカジ系
ご存知の通りアメリカンカジュアルの略語がアメカジです。日本の男性でアメカジと無縁に過ごしたという人は珍しいのではないでしょうか。ほとんどのメンズファッションブランドが何らかの形でアメカジの影響を受けています。
アメカジの基本形はワイルドで無骨だけれどやさしい古き良き時代のアメリカの男性像がベースになっています。基本的なアイテムは、チェックのネルシャツ、デニムシャツ、プリントTシャツやVネックのTシャツです。また、スタジャンも基本アイテムですがデニムブルゾン、ダウンなどを愛用する人も増えています。
ボトムスはもちろんチノパンかデニムです。GAP比較的低価格で気軽に楽しみたいときにはGAPがおすすめです。アメリカの大手ファストファッションブランドですが、キッズからアダルトまで、またレディースも幅広く扱われているのでファミリーブランドとしてもおすすめです。
アバクロ本格的なアメカジブランドとしては日本ではアバクロが有名です。アバクロの正式名称はアバクロンビー&フィッチです。一時期日本で大流行したホリスターの親ブランドでもあります。価格帯は比較的高額でお手軽というわけにはいきませんが、アメカジとしてのセンスの良さは抜群です。
きれいめ・シンプル系
単に清潔でシンプルなファッションのことなのですが、この傾向のファッションが非常に好感度が高く愛用する人が多いので一つのジャンルに数えられるようになりました。アイテムは着回しが利いて清潔感があります。色も穏やかで地味目な傾向があります。
代表的なアイテムは、アメカジと同じように、ジーンズやチノパンにTシャツなど、ポロシャツを愛用する人も多いジャンルです。アメカジ系に比べるとファッション性は穏やかでどちらかというと知的なイメージもあります。
個性的なマフラーやバッグなどでアクセントをつける人が多いようです。手軽な普段着として楽しみたいときにはファストファッションブランドがおすすめです。白いシャツにコットンパンツなどは年齢を問わず受け入れられるアイテムです。
ラルフローレン大人の高級品を楽しみたいならラルフローレンがおすすめ。ラルフローレンはアメリカを代表する高級ブランドです。カジュアルブランドというよりは、フォーマルからカジュアル、ナイトウェアーまで製造するハイブランドです。
ストリート系
文字通り道で普通にすれ違う人たちという意味のファッションです。アメリカのダウンタウンでよく見かけるヒップホップダンサーやスケーターに愛用されたファッションなので動きやすいことが基本です。そのため、ルーズな着こなしがベースになります。
以前はダボっとした太めのボトムスが主流でした、しかし、ストレッチ素材が開発されて機能が向上するとともに、ダボっとしたデザインは影を潜めスキニーパンツを愛用する人が増えました。STUSSYストリート系有名ブランドといえばSTUSSYです。
庶民向けファッションとして発祥したジャンルではありますがSTUSSYはけっこう高額なブランドです。高額品をダボっとルーズに着こなすのがおしゃれなブランドです。
ワーク系
農夫、炭鉱夫、工場作業員の制服をイメージしたファッションです。
実用的で丈夫、動きやすい上に男性的なイメージのあるジャンルです。代表的なアイテムとしては、カバーオール、カーゴパンツ、ワークシャツなどです。
特にブルージーンズはワークけーの代表的なアイテムです。ジーンズ素材はいまでこそカジュアルファッションの王道ですが元は労働着として造られたものです。ブルージーンズ製のオーバーオールはワーク系の代表的なアイテムです。
DickiesDickiesは比較的手軽に買える定番ブランドです。アメリカを代表するワーク系ブランドで生地の丈夫さや作りの良さで定評があります。ワーカー向けウェアー以外に米軍に衣服を提供していることでも知られています。
UniversalWorks高級品としてはイギリスのUniversalWorksが有名です。丈夫で機能的なワーカーズスピリットを持ちながら高級品としての良さも持つ大人向けカジュアルブランドです。
アウトドア系
登山キャンプ、釣りなどアウトドアで使われるアイテムを取り入れたファッションです。動きやすさ以外に防寒や防水性などにこだわった商品が多いのが特徴です。代表的なアイテムはマウンテンパーカー、ダウンジャケット、ダウンベストです。
また、リュックやウェストバッグなどもアウトドア用品として開発されたのが始まりです。
本来、アウトドア商品は、山野でも目立ちやすいように、赤や黄などの原色のものが基本でした。
近年になってファッション性が重視されるようになりネイビーやブラック、グレーなどが増えてきました。THE NORTH FACE世界的に有名なアウトドアブランドです。機能重視、品質重視のため高額商品が多いのが特徴です。
近年はファッションアイテムの取り扱いも増え、有名ファッションビルなどへの出店も増えてきました。本格的なアウトドア商品は価格が高くなりがちですが、アウトドア商品のテイストを取り入れた商品はファストファッションショップでも買うことができます。
ロック系
ブラックで統一したりブラックを多用したりすることで知られるファッションジャンルです。ロック系の必須アイテムと言えば黒レザーのライダースジャケットです。またスタッズを使った小物やシューズなどもロック系の特徴です。
黒ライダースに黒Tだけでも、ロックなイメージが演出できます。このほかにも黒のスキニーパンツやレザーブーツ、ごつめのシルバーアクセサリーなどもおすすめです。LADMUSICIAN日本発のロック系ブランドでTシャツにロックシンガーのプリントがあったり、ロックミュージックをデザインにといりれたファッションアイテムを多く扱っています。
モノトーンベースなのにインパクトがあります。
メンズブランドの基礎知識があればコンセプトが決めやすい
メンズブランドのファッションジャンルには特に厳格な基準はありません。また時代によって流行が変わりますが、基本的な知識として知っておくとおしゃれをしたいときに自分のコンセプトが決めやすくなります。また、比較的手軽なブランドと高額なブランドの商品ををうまく使い分けるとお得におしゃれなコーディネイトを実現できます。